【書評】”まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ”
おすすめ度(☆五つ中) ☆☆☆☆
今回は2017年8月11日に発売された“まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ”を紹介です。この本では35個の仕事についてのコツが紹介されています。コツは①報連相②コミュニケーション③チームワーク④会議の4つに分類されています。本記事では、新社会人になりたての私が実際に役立つと思った6個のコツを紹介していきます。
あらすじ
お菓子メーカー入社3年目の主人公・白石一美は自分の将来に悩んでいた。
来る日も来る日も上司に叱られる日々に、「自分で作ったお菓子で皆に喜んでもらいたい」という夢は遠のくばかり。
そんなとき、会社の上司・山本理恵は一美を自分が担当するプロジェクトに抜擢する。「目標達成のためには自ら限界を作ってはいけないわ。仕事にはコツがあるの」
はたして、一美はプロジェクトを無事、成功に導くことができるのか?
Amazonより引用
報連相のコツ
1.自信があるようにふるまう
報連相をする前に「すいません、まだ準備不足なのですが」などの言い訳をしてはいけません。なぜなら相手にネガティブな先入観を植え付けてしまうからです。逆に自信満々にふるまうことにより、相手の反応をポジティブなものにすることができるのです。これは報連相に限らず、仕事をするうえで必要ですよね。直接お客さんと接する場合は特に。不安でおろおろしている人に頼むより、堂々としている人に仕事を頼みたいはずです。
2聞かれたことに答える
何かを聞かれたらまず結論を答えようということですが、つい言い訳など結論以外のことを言ってしまうことは多いと思います。特に自分にとって都合の悪い質問に対して言い訳をしてしまうのではないでしょうか。気持ちは分かるのですが、質問者が何より聞きたいことは結論なのです。聞かれたことに答えない方がいい場合というのは、交渉と男女間の駆け引きの場面だけですね。
3コンプリーテッドスタッフワークを追求する
ビジネスマン大好き横文字ですね。意味は完成された仕事です。具体的には「選択肢はA・B・Cの3つがあると思います。私は~という理由でAがいいと思います」という風に自分の意見を付けて報連相をするということです。上司に負担をかけず、仕事も最速で進められる方法です。これも報連相に限らず、自分の意見を付けるというのは大事ですよね。自分で考える力も付けることができますし、何より自分の意見という付加価値をつけることができます。何らかの付加価値をつけないと、それをするのが他の誰でもいいことになってしまいますからね。
チームワークのコツ
1相手が大切にしているものを知る
仕事をする動機や大切にしているものは人それぞれです。上司からの評価やお金、趣味、家族など何を大切にするかはその人の価値観によって異なります。様々な人が集まってできるのがチームですのでそれぞれの価値観を尊重しなければチームは機能しません。決して自分の価値観だけで常識を決め、その基準を相手に当てはめてはいけません。これは非常に重要な考え方ですが、私もまだまだできていないことが多いです。特に歳を重ねれば重ねるほど難しくなってくるので、常に心掛けていかなければなりませんね。
2情報は整理してから伝える
仕事を依頼するとき、「この情報を資料にまとめてください」のように、簡単な言葉のみで指示を出すのは依頼する側の怠慢です。チームにはメンバー間の情報共有や意思疎通が必要になります。このような情報の整理が依頼する側に課せられた義務です。仕事を依頼された側からしても、求められているものがはっきりしないと困りますよね。
3手が届くフライ球は自分が捕る
チームで仕事を進めるときに「これは自分の仕事ではない」とそれぞれが考えてしまったために、その仕事が放置されることがあります。これを防ぐためには、互いに声を掛け合い、野球で言うお見合いをなくすことが必要です。誰の守備範囲かはっきりしていればその人に声を掛け任せるべきだし、誰の守備範囲か分からないときは自分が捕りましょう。そうすることによりチームとしてのミスが減り、さらにチームメイトからの信頼を得ることもできます。
まとめ
仕事のコツというタイトルですが、仕事だけでなく普段の生活や交友関係においても使えるコツが多かったですね。今回は35個のコツのうち、私が特に役立つと思った6個のコツを紹介しました。他のコツが知りたい方は是非ご自分で読んでみてください。